ニュースとれんど 2003年5月30日号

「アフリカ系アメリカ人の葬儀」の展示会(アメリカ)

イリノイ州スプリングフィールドにある葬儀風俗博物館(URL下記参照)では、「ホームゴーイング:アフリカ系アメリカ人の葬儀の伝統」が行われる。会期は2003年6月3日から11月30日まで。

葬儀風俗博物館は、使用された実物や写真、本などのコレクションを集め、アメリカの葬式と悲嘆の歴史を紹介するものである。なかにはリンカーンの使用した棺の原寸大のレプリカまである。今回の展示は、アフリカ人が400年前にアメリカに移動した時から、アフリカ系アメリカ人の葬儀習慣をテーマに展示される。

葬送儀礼は、多くのアフリカ系アメリカ人にとって最も重要なイベントの1つであった。彼らはアフリカの伝統に、ヨーロッパやキリスト教の習慣を取り入れた。宗教的、社会的、経済要因によって、アフリカ系アメリカ人の葬儀形態が様々に変化していった。こうした変化を通して、葬儀産業にも影響を与え、地域での尊厳とを役割を果たしたのである。この展示で、アフリカ系アメリカ人の葬儀のユニークな特徴を見ることができる。

Museum of Funeral Customs ( http://www.funeralmuseum.org/ )
※このイベントに関する記事は上記サイトには掲載されていません。


リンカーンの葬列列車(アメリカ)

リンカーン大統領の遺体を乗せた葬列列車の詳しいスケジュールが記されたホームページがある(下記参照)。

リンカーン大統領は1865年4月14日フォード劇場で狙撃され、翌15日午前7時に死亡。そのあとエンバ−ミング処置が施された。彼を乗せた葬列列車は、4月21日にワシントンを出発、5月4日に葬儀の行なわれるイリノイ州のスプリングフィールドに向かった。

このルートは、リンカーンが1861年大統領就任のためにスプリングフィールドから、ワシントンに上京した1,654マイルの復路となる。リンカーン氏の遺影写真を飾った機関車リンカーン・スペシャルには、300人の会葬者と、1862年に11才で亡くなった息子のウィリー棺も同乗している。スプリングフィールドの墓に父と一緒に葬るために、墓から掘り出されたのである。

このページには、いくつかの大都市の駅に停車し、その度に棺を降ろし、多くの会葬者とお別れの対面をした模様が記されている。こうした死者との対面が可能なのも、エンバ−ミング処置が施されていたためで、このあと、エンバ−ミングの習慣がアメリカに広まる大きな推進力になったという。

Lincoln's Funeral Train ( http://members.aol.com/RVSNorton/Lincoln51.html )

 

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