ニュースとれんど 2003年5月23日号

年間60ドルで墓地の管理をおまかせ(アメリカ)

ニュ−ヨ−ク州ユティカ市のルトガー通りに、家族に代わって墓に花を供えるサービスをするお店がある。この店は2000年9月に誕生した「ベネボレント・フラワー」で、墓地に行く時間がない忙しい人や、障害者、年輩者のために、その人に代わって墓の掃除をしたり、特定の日に花を供えたりする。管理代行の費用は年間60ドル(7,200円)。彼等はクリスマスにはリースをつけたり、記念日には花を供えたりする。あらかじめ霊園と契約しておくことで、顧客を紹介してもらったり、口コミで広がっている。

顧客と契約した墓を掃除したあとに花を飾る。その時に写真を撮っておく。そしてこれを毎月発行されるニュースレターに掲載して会員に送付する。そうすることで、顧客はちゃんと墓が守られていると知って安心するのである。今後少子化で、墓をあと継ぎがなくて墓が守れないという方も、こんなような方法があれば、安心できるかも知れない。


新型肺炎(SARS)でないのに、葬儀なし(シンガポール)

いまだに終焉をみせないSARSであるが、これが原因で死亡した場合には葬儀なしで、24時間以内に火葬することが決められている。しかし実際はSARSでないにもかかわらず、感染者の病院にいたということから誤解され、葬式できなかったという遺族の苦しみを訴えた投書が「ストレートタイムズ」(ウエッブ判5/21)に掲載されていた。

投書した人の母親が、5月8日に肺炎と他の病気でシンガポール総合病院で死亡した。家族は、病院が指定した葬儀社のリストを与えられ、病院から遺体を引き取り、死後24時間以内に火葬するように言われた。そして葬儀社はその日の午後3時に火葬を行なった。

こうした指示により、家族は彼女に最後の対面の機会が与えられなかったし、彼女が生前用意していた赤い棺による葬儀もできなかったという。SARSはいろいろな所に影響を与えているが、普通では考えられない事態に我々も巻き込まれるという教訓を教えてくれている。

 

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