ニュースとれんど 2003年4月25日号

死亡人口の減少が葬祭業に悪影響(アメリカ)

アメリカ国勢調査局によると、アメリカの死亡人口は2002年が226万人、前年2001年は230万人で2%の減少である。疾病制御センターによれば、アメリカ人の死亡者数は、今後15年間は平坦なままという。(ただし2020年には300万人に達する)

世界最大のデスケア企業であるサービスコーポレーション・インターナショナル社(本社ヒューストン)は、2001年末で全世界に3,099ケ所の葬儀会館を所有していた。しかし2002年末には2,393ケ所までに減少。採算の悪い会館を整理・売却することで体質改善をはかっている。火葬率の増加で一件あたりの収益も落ちているので楽ではないように思える。


SARS死亡の遺体管理(タイ)

SARSが広がりを見せている。それは新しい伝染病であるため、その特性の多くが調査中である。「バンコックニュース」4月22日によると、タイ保健省は公衆衛生のため、SARSで死亡した遺体の取扱いをする場合には伝染病法令に準拠するとしている。

伝染の恐れを回避するために必要とされる適切な予防措置を遵守することが大切だが、予防措置としては、遺体を袋に2重に密封する。遺体はエンバーミング(保存処置)せずに密封出来る棺に安置する。通夜を行わない。遺体が準備できたら、すぐに火葬を行うことなどがあげられる。また宗教上の理由から火葬を拒否するイスラム教徒の場合は、埋葬も可能であるが、埋葬はすぐに実行されなければならないとしている。

今日の伝染病は飛行機という手段で国境を超えて拡大していく危険があるが、またインターネットなどの通信網の発達によって刻々と状況を知ることが可能となった。どちらも新しい体験といえる。

 

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