ニュースとれんど 2003年4月11日号

タイのSARSの死者、火葬出来ず

アジアを中心に新型肺炎(重症急性呼吸器症候群=SARS)が猛威を振っている。タイで死亡した同国で2人目の患者(78才)が、火葬のために寺院に運ばれたが、地元の住民の反対にあい、再び遺体安置所にもどされるという騒ぎがあった。

「ドラッジ・レポート(4.9)」によると、事件は首都バンコックの南650キロの村で、住民は「火葬している間に、菌が空気感染する」といって火葬に反対。病院側では、「菌は死亡後数時間で死ぬし、火葬で高温で熱すれば死滅する」と説得したが応じなかったもの。群集心理というものは大変こわい。冷静に正確な情報を取り入れる努力をしたいもの。


火葬場にお別れ室を設ける(ニュージーランド)

欧米では、日本のように火葬炉に棺を入れる時に立ち会う習慣がない。しかしニュージーランドのノースショア市にあるメモリアルパーク火葬場では、アジア人も増えてきたと言う事もあって火葬場が一新された。

火葬場の側にお別れ室(ビューイングルーム)が設けられ、そこでお別れした後、ガラス越しに棺が火葬炉に納められるところが見ることができる。こうしたアジア人に対する配慮がなされているという点では、ノースショア市の姿勢は見習うものがある。

 

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