ニュースとれんど 2003年1月24日号

葬列自動車優遇政策(米)

葬列に自動車が使われるのはどこの国でも同じだが、アメリカでは葬列について細かく法律で規制している。例えばオハイオ州の法律では、

  1. 葬列の車は他の車輌より優先権がある。
  2. 先導する車に従って交差点に入り赤信号に変わっても、そのまま進行することができる。
  3. 他の車輌はこの列を追いこしたり、割り込んではいけない。
  4. 追従する車の車間距離は詰めていてもかまわない、などがある。

この規定に違反した車輌には100ドル以下の罰金が取られると言う。ただしいくら優先権があるといっても、サイレンを鳴らしてきた緊急用車輌が最優先されるのはもちろんである。


葬儀の事前契約

葬儀費用を事前に支払っておく葬儀の「事前契約」がアメリカで盛んである。お墓の場合には事前に購入することが出来るが、葬儀は生前には出来ないので、葬儀のやり方に希望があればあらかじめ事前設計が必要となる。

事前契約のような制度は古代ローマ時代からあったという。古代ローマには多くの友愛団体があり、入会して会費を納めると会員同士で食事をしたりお祭りをしたりして楽しむ。死亡した場合には会員たちによって葬儀が行なわれるが、その費用も集めた会費から出るのである。こうした会は別名「埋葬倶楽部」と呼ばれていた。

中世にはギルドなど団体が出来、会費を出し合って葬儀などの費用にあてていた。こうした制度が次第に生命保険などのような近代的な保障システムに変わって行ったが、やはり人間、最後は仲間に見送られたいものである。

 

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