ニュースとれんど 2002年7月19日号

遺灰の行方

昨年9月ニューヨークでおきた世界貿易センター事件も、7月16日には再開発プランが発表された。しかし事件後の今も様々な問題を残している。多くの遺体が未発見に終わったが、死亡した人の多くが外国人であったことも事件を複雑なものとした。

あるアイルランド人の遺体が発見された時には、遺体の引取りとその処置が問題となった。彼の実家はアイルランドにあるが、アメリカには故人の元妻が、そして彼の親しい女友だちがいたのだ。日本の法律では、故人の遺体処置の権利を持つのは、遺産相続と同じく妻、子の順である。このアイルランド人の場合は、アメリカの法律ではどうなっているかを確かめてはいない。

ただしこのケースでは、アイルランドに住む故人の妹と故人の女友だちが話し合い、遺体を火葬にしたあと、遺灰を3つの骨壷に分けて、それぞれが持つことになった。一件落着である。


スコットランドに樹木葬の聖地出来る

イギリスでいう樹木葬(woodland burial)とは、遺体を分解しやすい柩に納めて大地に埋葬し、その上に樹木を植えることを指す。これまでイギリスには130ケ所もの樹木葬の用地が開設されたが、このたびスコットランドにも、樹木葬の出来る場所がうまれた。所はフェンウィック近くで「クローファードランドの森」と呼ぶ。広さは3エーカー(1.2ヘクタール)で、埋葬区画は3メートル×1.8メートル。利用料金は600ポンド(11万円)である。埋葬後は目印として木製の標識が立てられる。責任者によれば「火葬よりも、リサイクルを心掛けた自然に優しい葬法」であると自信満々である。

 

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