ニュースとれんど 2001年6月1日号

壷の中身は麻薬ではありません

イギリスのエセックス州チャドウェル・ヒースでのこと、銀行員の家に泥棒が入り、居間にあった陶器の壷に入った粉末を麻薬と間違えて盗んでいった。しかし陶器の壷は骨壷で、そのなかには麻薬でなく、この家に飼われていた愛犬の遺灰が入っていたのだった。大事にしまわれているので間違えたのであろう。
警察は現場に残されていたDNA残留物で犯人の特定を急いでいるが、犬の遺灰はすでにどこかにまかれているかもしれない。


多い自宅で死にたい人

昨年タイム誌とCNNが末期のあり方についての合同調査を行った。その結果、アメリカ人の4人のうち3人が病院などの医療施設で死亡していることが分かった。そしてうち3分の1が亡くなる直前に、平均10日間集中治療室などでの処置を受けている。

こうした現実がある一方、アメリカ人の73%はできれば自宅で息を引き取りたいと考えており、また医師からあと半年の命であるといわれたときには、80%の人が治療を受けながら自宅で過ごすことを望んでいた。

しかし実際には、いろいろな設備が整っている病院に任せた方が家族にとっては安心であり、患者の希望をかなえることはむずかしいのが現実である。こうした傾向は日本でも同じで、自宅で死ぬためにはいろいろな条件をクリアしていかなければならないようである。

 

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