葬トレンド
2000年10月27日号

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オーストラリアの運動家の国葬

オーストラリア原住民の権利のために活動したチャールズ・パーキンス(64)の国葬が10月25日に行われた。棺は黒、赤、黄色のオーストラリア原住民旗におおわれ、国葬の行われる市役所に運び込まれた。式典の前に、オーストラリア原住民の従来の儀式が行われ、霊を浄めるためユーカリの葉が燃やされた。
彼は原住民のオーストラリア人の権利の改善に尽し、式典には2,000人以上の哀悼者が集まった。市役所の外には数百人以上の人々が、巨人スクリーンでセレモニーを見守った。葬式の一部は、テレビで全国放送された。市役所での式典の後、棺は最後のお別れのためにシドニー・オペラ・ハウスへ運ばれた。その後彼の遺体は、中部オーストラリアに移送され、故郷で葬式が行われる。


カトリックの散骨の祈り

カトリック教会では火葬を認めているが、1998年に米国キリスト教会委員会では、その扱いについての見解を表明している。
『遺体、火葬とカトリックの葬儀』のなかで、「教会は、遺体を神聖なものとし、その復活は伝統的な教義である」として、「埋葬」を推薦するが、火葬を行う場合には、「葬儀を行った後で実施されるべきである」という。また「遺体を焼却した遺灰は、遺体と同じ敬けんさで扱うとともに、灰を入れた容器や、それの輸送や安置も同じように敬けんに扱う」と述べている。さらに、散骨のための祈りの言葉まで用意されているのは、やはり時代に対応した処置というべきであろう。



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