葬トレンド
2000年1月15日号

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インド女性が葬式でサティ(殉死)を

昨年11月、インドのカンプールの村で、未亡人が死亡した夫を火葬するまきの上に身を投じて殉死した。 インドではこうした殉死をサティといい、19世紀まで続けられていた慣習であった。彼女は夫が死んだ時、ショックとうつ状態のために、泣くことさえできなかったという。彼女は家族が葬式の準備している間に、花嫁のドレスを着るために家に戻り、そのあと火葬場に行き、火葬のまきに点火されたあと、燃えているまきの上に登った。親類は彼女がサティをするのを阻止しなかった。この事件にさすがのインド人もびっくりしたようだ。



生き続けているチベットの「空葬」

チベットの僧侶が山の特定の場所に遺体を安置して、ナイフで遺体を細かく切る。僧侶は骨から肉をはがし、ハゲタカが食べやすいように小さい破片にする。およそ50羽のハゲタカが肉片を求めて舞い降り、食べたあとに天に向かってのぼっていく。彼等はこの儀式から、食物を得ている。日本では鳥葬というが、チベット人はそれを「空葬」と呼び、チベットの山で、現在でも死者が出る度に空葬儀式を実行している。中国軍が1950年にチベットの首都ラサに近付き、その後中国の高官が、空葬を奇異な儀式として、1960年〜70年代にかけて宗教的儀礼と一緒に禁止した。しかしチベット人は80年代に入って、再び宗教儀礼を行う権利を取り戻した。ラサでは空葬の式典が夜明けに行われ、その様子は部外者には閉ざされている。


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