葬トレンドロゴ
1999年8月13日号

Copyright (C) 1999 SEKISE, Inc.

散骨の進むアメリカ

アメリカはもともと土葬中心の国であったため、火葬はもちろん、それに伴う散骨は予想もしていなかったに違いない。しかし北米火葬協会の統計によると、1997年の死亡者の23.59%が火葬を行い、この数は毎年更新しているという。火葬率は州によって異なっているがネヴァタ州が61%、ハワイ州は56.6%と高い。日本では火葬率が高いから、この数字を見ても驚かないであろうが、アメリカでは火葬に対する散骨の割合いが高いのである。
1997年のアメリカの死亡者数は231万4000人だから、火葬件数は54万5000件となる。そして散骨の数はというと、1988年2月の『モーチャリ・マネージメント』が北米火葬協会に質した記事によると、そのうち12%の遺骨だけが葬儀社や火葬場の管理下によって納骨されたり、散骨されたりしているが、残りの88%とはどう処置されているかわからないという。「遺骨の半数は遺族の家で管理され、その他は散骨された可能性が高いという。しかしその数はほとんど未定」という。これから推測するのは正確ではないが、12%が業者(これにも散骨が含まれる)、50%が自宅管理ということになると、残りの38%が自主的散骨ということになる。火葬件数54万5000件の38%というと20万7000件となる。日本でも散骨が話題になっているが、とてもアメリカの比ではない。


最新号へ過去の記事一覧へ
お葬式プラザロゴ