
| 1997年7月4日号 |
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見捨てられた55柱の遺灰
「モーチュアリマネージメント」6月号によると、サンフランシスコにある閉鎖された葬儀社の倉庫内に、55の火葬された人の遺灰が、適切な処置のないまま置き去りにされているのが発見されたという。この遺灰のなかには、1980年代に死亡した古い遺灰までがあった。遺灰には死亡証明書と、処置方法を記した書面、あるものは霊園に、あるものは海に撒くなどの処置が記されている。アメリカの法律では、散骨は海岸から3マイル沖か、霊園内の散骨区画、自宅保管などに決められているが、引き取り手がいない場合は、サンフランシスコの検視事務所に保管されるという。 |
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葬儀のトータルケアの意味
アメリカの葬儀業界では、葬儀のサービスを時間により3つに区分けしている。 プレニード:事前サービスのことで、地域の人々に死が発生した場合、あらかじめど う対処したらよいかを知らせる。葬儀の生前契約もこれに入る。 アットニード:死が発生したときのサービスで、これはこれまでの葬儀サービスを指す。 アフターケア・サービス:遺族の精神的ケアや、葬儀後の手続きの手助けを指す。こうしたサービス全体ををひっくるめて、トータルケアと呼ぶ。 さらに最近ではニャニードという言葉も出ている。ニャニードとはニードが近いということで、死が近い人に対するサービスを指す。 日本でもこうしたトータルケアを実施することで、葬儀サービスのもつこれまでのマイナス・イメージが取り除かれ、新しい葬儀社の役割が脚光を浴びるようになるかもしれない。 |