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人の言えない生命保険の大失敗シリ−ズ


菓子折に弱い私の失敗

来年には、あの保険が満期になるはずで、使い道を考えるのがちょっと楽しみでした。 ちょうどその頃、友人夫婦と初めての海外旅行の話題が出ていて、あの満期保険金を充 てることにしていました。

そこで、いくら貰えるのか、保険会社に電話を入れて尋ねてみました。思ったより少な いような気がしましたが、今までに支払ったお金より減っていないので、御守りの付い た積立貯金としては、こんなものかと思っていたところへ、タイミング良く外交員の方 が、大きな菓子折を持ってやって来ました。

話は、満期になる保険を下取りに出して新しい保険に入り直して欲しいとの事でした。そ れも、今月は特別月で助けてほしいと。私は、使う予定があるのでと断りましたが、毎 日、菓子折を持ってやって来ては、説得され、仕方なく言われるままにしました。

おかげで、あてにしていた満期金はなくなり、また掛け金を支払うことになりました。よ く考えてみますと、私の保険がこれ以上増えても、一体誰が得するのか、分からなくな りました。

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保険がきっかけで離婚しました

ある日、セ−ルスレディの勧めで保険の切換を考えはじめました。やがて、手続きに入り、途中で問題が見え始めました。

私の保険は既に10年近く続けていて、今解約しても、そこそこのお金になり、切換えるにも下取りして、次には安く入れることになるはずだ、と聞かされていましたので、内容はよく分からないが、なかなか良い判断だと思っていました。

しかし、私の保険に貯まっていたはずの解約金を担保に、誰かが借り入れをしていました。配当金も引き出されているようです。

何だか狐につままれたようなもので、セ−ルスレディに調べてもらった結果、妻が借り入れをしていることが分かりました。また、お金に詳しい誰かが、こんな方法を指図していることも分かってきました。

出来るだけ冷静に、妻に問いたところ事実と分かりました。その使途については、問いても一向に口を聞こうとしません。そのまま数ヶ月が過ぎ、別居、そして離婚しました。

保険については、全て自分で決めてしまっていたので、妻は、私が入っている保険については少しも知りませんでした。その大切さも知りませんでした。

今から思うと、夫婦で真剣に考えるべき、重要なプロセスを踏んでなかった私にも責任があったと思っています。

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孫のため、と思ったはずが‥‥

 母は、父の保険金の受取人を夫や子供にせず、眼に入れても痛くない孫にしていてく れました。

 孫を可愛いがっていましたので、なるほど、そういう契約もあるんだと思い、少し母の事を感心していました。それは、外交員の方の親切なアドバイスのようでした。(契約者は母・被保険者は父・受取人は孫)

そのアドバイスが、大変な出費になることは、父が亡くなってから分かりました。母の契約した生命保険の保険金は、孫に支払われましたが、贈与税がかかるという指摘を税務署から受けました。

 普通に契約していれば何の税金も無かったのに、工夫をしたばっかりに、ビックリするような贈与税を支払うことになりました。母は「そんなことは聞いてない‥‥。」と言ってとても残念そうでした。

それにしても、税金のことを説明せずにアドバイスした外交員は一体、何を考えていたのでしょうか。その外交員は既に退職していて、話を聞く事も出来ません。

何だか、釈然としない結末が、私と母の失敗談です。

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新聞広告の早トチリ

 夕刊の一面を使って大きな広告が出ていました。死亡時2000万円、入院特約1日5 000円、月に2000円余。これは安いと思い、早速パンフレットと申込書を送ってもらい、申し込みました。主人だけでなく、私も子供も一緒に保障されているのに、2000円余は安い。

 あまり聞いたことのない、カタカナの保険会社でしたが、ヨ−ロッパの保険に入ったということで、何となく円高で舶来品を安く手に入れたように満足していました。

 ある日、同じマンションの奥様との井戸端会議で保険の話になり、私は得意げに先日加入した保険を紹介してあげました。奥様方も喜んで、次々と加入され、私はちょっとした英雄気分。良いことをした充実感を楽しんでいました。

 騒ぎが一段落したころ、その保険は、病気では保険金が出ず、ケガのみの保険だという噂がマンションに充満。私は、慌ててその保険会社に問い合わせたところ、そのとおりでパンフレットや広告にも書いてあるということでした。

 早速、新聞広告やパンフレットをよく見ると、やはり小さな字で隅に書いてありました。

わたしの早トチリが、たくさんの奥様をガッカリさせてしまい、穴があったら入りたい毎日でした。

それにしても、あの広告はインチキじゃないですか。みんな誤解してますよ。

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私と母の大失敗

私には、今だに納得できない保険の大失敗があります。それは、母の保険のことです。母 は、早くに夫を亡くし、保険の大切さを常々訴えていました。

担当していた外交員の方は、母と同年輩でとても仲良くしていました。毎月、集金に来 られた時は、世間話に花を咲かせていました。10年以上の付き合いで、お互いに何で も相談し合う仲でした。

ある日、その方がもう歳だから退職するのでと挨拶にみえ、これから集金はこの人が。と 後任の方を連れてみえました。若くてハッキリした好感のもてそうな方でしたので安心 していましたが、数ヶ月後、その方も家の事情とかで退職。

また代わりの方が集金にみえるようになりましたが、毎月の集金が1ヶ月おきになり、 2ヶ月分ずつ支払うようになり、しばらく集金にみえなくなりました。

そして昨年、母は他界しました。あの時入っていた保険は80才までと聞いていたので、 保険金請求のため、保険会社に連絡をしたところ、保険は失効していて保険金は支払え ないとの事。

だって集金に来なかった、そっちに責任があるはず。と問い正したところ、集金に来な かったら、自分で送金しなければならない事になっていると。そういう約束で保険は出 来ているという説明。担当者がコロコロ変わった保険会社には何の責任もなく、自分で 送金しなかった母が悪いとの事でした。

結局、保険金は一切無し、母の支払ってきた掛け金は全く無駄になってしまいました。

こんなこと、納得できますか? 

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保険金が出ない〜告知義務違反〜

 生命保険の加入が義務づけられているのを知ったのは、ロ−ンの手続きが始まってからでした。

 実は、主人は軽い糖尿病でしたので「保険に入れなければ、マンションは諦めよう。」とも相談していました。その心配もなく、軽度のため少しだけ割増しの掛金を支払うだけで加入でき、マンションを買うことができました。

それからは、引越しや新しい調度品選びなど楽しいことばかりが続き、引越完了。友達に見に来てほしくて花を買ったり、小さな絵を飾ったり、何枚も転居案内のハガキを出したり。

 突然の不幸は、電話で知らされました。会社から「ご主人が倒れて病院へ運ばれた」との事。取るものも取りあえず、病院に駆けつけたとき、既に主人は危篤状態。一体何が何だか分からず、本当にここに寝ているのが主人なのか、疑いたくなる気持ちでした。そして、あっという間に帰らぬ人となり‥‥。

 死因は食道静脈瘤破裂。どんな病気か分からないまま、突然、崖からつき落とされたようなめまいを感じていまいた。でも私の中で、一筋のくもの糸のように、手を差し出しているような、何かがありました。まさに、先日、加入した生命保険です。マンションのロ−ンは保険金で返済され、私は、ロ−ンを支払っていくという重荷からは救われているという安心がありました。

 悲劇は、その後に起こりました。主人は生命保険加入の2ヶ月前にあった、会社の健康診断で肝臓の精密検査を受けていました。糖尿病よりずっと深刻なほど状態は悪かったようです。薬も飲んでいましたが、糖尿病の薬ではなく、肝臓の薬だったようです。

 それでも、食道静脈瘤破裂と肝臓は関係ないと思い込んでいましたが、まさに深い因果関係があったのです。一枚づつ疑問の皮がはがれていくようでした。

 生命保険会社の方が、悲痛な顔で説明されました。「保険金のお支払いは出来かねます。理由は告知義務違反です。」保険加入前に健康診断で異常を指摘され、精密検査の結果通院、投薬を受けていたことを、保険加入時に告知しておらず、そのことを、直接の死因として亡くなったケ−スですので無理との事。

 心配させまいと肝臓のことを話さなかった主人。まさにそう言う人でした。私の心配症と主人の思いやりが、裏目に出たように思えて、先のことを考えると、今でも涙が止まりません。

 これから私は、始まったばかりの30年3000万円のロ−ンの返済を、続けなければなりません。

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保険のプロが入っている保険は?

 保険は、生命表という確率で出来上っています。孫を見るまで生きる確率と死ぬ確率。その時の損害額はいくらか?そんな計算を入念かつ、ほどほどにします。

 そして私たちが一番、懸念するのは、加入資格です。

 いくらお金を積んでも、自分の身体では保険に入れない時ほど困ったものはありません。病気になってからでは、遅いのです。

そんな場面をたくさん見てきているからこそ、一番のポイントをここに置きます。

 さらに「保険は少し多めがよい」ということです。死亡保険金の支払いに幾度も立ち会うと、必要と思われるより、少し余裕を持っておくことが肝要だと感じます。いろいろと思わぬ経費が必要になるようです。

 もう一つ、最低のコストで保障を得ること。

 こうなると、自ずと若いうちに、安い掛金で終身保険(変額)に。又は、定期保険(カケステ)からの変換権を生かしたプラン。普通は法人契約でしか使わない逓増定期保険と終身保険にグル−プ保険の組み合わせが、本音ですね。

 

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