2.危篤になったら

●危篤の通知

病人がいよいよ重体になり、医師から「あと何日」という通告を受けたときに、まず家族がしなければならないことは、意識のあるうちに会わせたい人に至急連絡をとることでしょう。

●お知らせしたい範囲

(1) 家族
(2) 血筋の濃い親族。
たとえば別居している両親、兄弟姉妹、祖父母、孫、配偶者の両親と兄弟姉妹、つきあいの深い伯叔父母、甥、姪など
(3) 親しい友人、知人
(4) 勤務先、学校、関係団体、隣近所など

<※ポイント>

■危篤の連絡は基本的には、病人が会いたがっている人に告げるべきでしょう。
■連絡を受けた人は、何をおいても駆けつけることになるので、親類であっても、普段から付き合いのない人まで知らせる必要はないでしょう。
■知らせる相手が病気の場合には、通知を控えることもあります。

●危篤の連絡

危篤の連絡危篤の連絡は電話連絡が早くて確実です。しかし先方が留守の場合には電報を打ちます。
電話で連絡する場合は、
(1)だれが(危篤者の名前)
(2)どこで(危篤者のいる病院名、病棟、場所、道順、電話番号) 
(3)病名と状態 などを連絡します。

<※ポイント>

■大事なことを忘れないようにあらかじめ要点をメモして行いましょう。
■病院では公衆電話を利用しますのでテレホンカードか小銭を多めに用意する必要があります。
■知らせる相手がたくさんいるときは、何人かで分担します。

●電話での口上

電話では、家族や近親者以外の相手でも日常的なあいさつは省きます。
(1) 早朝や深夜の場合には、
「朝早くの電話でご迷惑ですが」
「夜分おそく失礼いたします」
と、時を選ばない失礼をおわびします。
(2) 「私は○○の家内(息子、娘)でございますが、○○が重体となりましたので、ご連絡をいたしました」
あるいは、
「○○が危篤になりましたのでお知らせいたします」
(3) 電報を利用する場合、
「○○キトク スグオイデコウ」

<※ポイント>

あらかじめ連絡先の氏名、住所、電話番号を作って用意したいものです。

 

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